これは Yarn のテストに使用できるサンプル パッケージです。
package.json
には共通のデフォルト フィールドがあり、作成したパッケージに固有の運用および開発の依存関係も含まれています。
package.json
yarn init
次のようなデフォルトのpackage.json
を生成します。
{
"name": "example-yarn-package",
"version": "1.0.0",
"description": "An example package to demonstrate Yarn",
"main": "index.js",
"repository": {
"url": "github.com/yarnpkg/example-yarn-package",
"type": "git"
},
"author": "Yarn Contributors",
"license": "BSD-2-Clause",
}
package.json
にカスタム フィールドを追加することもできます。この例では、4 つのカスタム フィールドを追加しました。
scripts
フィールドは、 yarn
の実行時に使用する特別なスクリプト用です。たとえば、ここでは Jest テストを Yarn パッケージに追加したため、Jest テスト ランナーを呼び出すtest
というスクリプトを追加します。
"scripts": {
"test": "jest"
},
dependencies
フィールドには、このパッケージが依存している他のパッケージがリストされます。このサンプル パッケージは、 multiply
関数を使用するため、Lodash に依存しています。
"dependencies": {
"lodash": "^4.16.2"
},
devDependencies
フィールドには、このパッケージが開発中に依存する他のパッケージがリストされます。パッケージ用に Jest 対応のテストをいくつか作成したため、サンプル パッケージは Jest に依存しています。
"devDependencies": {
"jest-cli": "15.1.1"
},
jest
フィールドは、開発依存関係として含めた Jest パッケージに固有のカスタム フィールドです。この場合、コマンドラインでノード環境でテストしています。
"jest": {
"testEnvironment": "node"
}
Lodash と Jest は Yarn には必要ないことに注意することが重要です。これらは、Yarn パッケージのコードを作成するときに使用できるものの例にすぎません。
$ yarn install
$ yarn run test
$ yarn install --production