このリポジトリには、Secure Debug Manager (SDM) の API 定義が含まれています。
SDM は、安全なデバッグ プロトコルを実装するホスト側コンポーネントです。安全なデバッグのための抽象的なシステム アーキテクチャを以下に示します。
デバッグ クライアントは、ロックされたターゲットへのデバッグ アクセスを要求するプロセスです。通常、これは開発者や技術者が使用する IDE またはスタンドアロン デバッガですが、ターゲットへのデバッグ アクセスが必要なあらゆる種類のツールにすることができます。 SDM は、デバッグ アクセスのロックを安全に解除するためにデバッグ クライアントによって使用されます。
SDM API の要件は次のとおりです。
SDM API を使用すると、ツールは単一の API を使用してさまざまな安全なデバッグ実装をサポートできます。ツール ベンダーは、シリコンおよびソフトウェア プロバイダーだけでなく自社のサポート負担を軽減し、ユーザーに安全なデバッグのシンプルで使いやすい統合を提供するために、この API を使用することをお勧めします。
目標は、シリコン ベンダーまたはソフトウェア ベンダーが、デバイス サポートの一部としてツールに含まれる共有ライブラリとして API の実装を提供することです。
SDM API はデバッグ アーキテクチャに依存しないように設計されているため、Arm ADI 以外のデバッグ アーキテクチャでも使用できます。ただし、API の特定の実装は、その API が作成されたデバッグ アーキテクチャのみをサポートします。また、現在は Arm ADI 用の API のみが指定されています。
SDM API は、あらゆる安全なデバッグ プロトコルをサポートします。 PSA Authenticated Debug Access Control (ADAC) プロトコルのリファレンス実装が提供されています。このリファレンス実装の一部として、追加の下位レベル API が計画されています。これらは、資格情報プロバイダーやデバッグ メールボックス インターフェイスなどのレイヤーを定義します。
メインのsecure_debug_manager.h
ヘッダー ファイルはinclude/
ディレクトリにあります。
API のドキュメントを生成するには、doxygen 構成ファイルを使用できます。
XML マニフェスト ファイルは SDM 共有ライブラリに含まれます。付属のxml/example-manifest.xml
ファイルは、実験用のサンプル マニフェストです。
マニフェストにはいくつかの目的があります。
最終的に、マニフェストのスキーマが作成されます。
API の全体的な構造は明確に定義されており、一部の詳細は進行中です。すべてのフィードバックを歓迎いたします。
PSA ADAC 関連の下位レベル API はまだ定義されていません。
ファイルは BSD 3 条項ライセンスの対象となります。
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