<message>このテキストも解析されます</message>
パーサーがこれを行うのは、この例のように、XML 要素に他の要素を含めることができるためです。この例では、<name> 要素に他の 2 つの要素 (最初と最後) が含まれています。
<name><first>ビル</first><last>ゲイツ</last></name>
そして、パーサーはそれを次のようにサブ要素に分割します。
<name><first>ビル</first><last>ゲイツ</last></name>
解析済み文字データ (PCDATA) は、XML パーサーによって解析されたテキスト データに使用される用語です。
CDATA という用語は、XML パーサーによって解析されるべきではないテキスト データです。
「<」や「&」などの文字は、XML 要素では無効です。
「<」はパーサーによってこの文字が新しい要素の始まりとして解釈されるため、エラーが生成されます。
「&」は、パーサーがこの文字を文字エンティティの先頭として解釈するため、エラーが生成されます。
JavaScript コードなどの一部のテキストには、「<」または「&」文字が多数含まれています。エラーを回避するために、スクリプト コードを CDATA として定義できます。
CDATA セクション内のすべてはパーサーによって無視されます。
CDATA 部分は " <![CDATA[ " で始まり、" ]]> " で終わります。
<script><![CDATA[function matchwo(a,b){if (a < b && a < 0) then{return 1;}else{return 0;}}]]></script>
上記の例では、パーサーは CDATA セクション内のすべてを無視します。
CDATA セクションに関する注意事項:
CDATA セクションには文字列「]]>」を含めることはできません。ネストされた CDATA セクションも許可されません。
CDATA セクションの終わりを示す「]]>」にはスペースや改行を含めることはできません。
上記の CDATA セクションのコメントは、従う必要がある XML CDATA のルールです。
次のセクションでは、XML エンコードについて説明します。