構造化プログラムと比較して、Visual Basic ではオブジェクトの「メソッド」機能が追加されています。オブジェクトのプロパティとは異なるこの「手法」を使いこなすことは、可視化アプリケーションの開発において非常に重要です。以下では、VB4.0 の move メソッドを例として、このメソッドのアニメーションへの応用を説明します。
この例では、move メソッドを使用して蝶の飛行プロセスを完了したいと考えています。タイマーの割り込みにより、一定間隔(今回は0.2秒)ごとに画面上の蝶の位置が移動したり、蝶の形状が変化(羽を広げたり縮んだり)することで、一時的な効果が得られます。視覚を使用して、蝶が生き生きと飛行するシーンを確認します。蝶の位置の移動は move メソッドで実現します。 move メソッドで使用される形式は次のとおりです。
オブジェクト.moveleft,top
このうち、left はオブジェクトの左境界 (x 軸) の水平座標、top はオブジェクトの上境界 (Y 軸) の垂直座標です。この例では、オブジェクト ボックス (imagebox) です。メインと名付けられています。
蝶の羽を広げたり折りたたんだりするイメージは、ビットマップ ファイル bfly1.bmpbfly2.bmp によって提供されます。効果をよりリアルにするために、必要に応じて他の飛行ビットマップ ファイルを作成できます。
この例では、フォーム構造と各オブジェクトのプロパティは次のように設定されます。
オブジェクトのプロパティ設定
フォームキャプションの蝶の飛行アニメーションデザイン
画像フレーム名メイン
ピクチャーフライ1
画像フレーム名開いた翼
ピクチャーフライ1
画像フレーム名閉じる翼
ピクチャーフライ2
コマンドボックス名command1
キャプション終了(&X)
タイマー名タイマー1
間隔200
関連するプログラムは比較的単純で、コードは次のとおりです。
タイマー割り込みプログラム:
PRivateSubTimer-Timer()
StaticPickBmpAsInteger
Main.MoveMain.Left 20、Main.Top-5
IfPickBmpThen
Main.Picture=OpenWings.Picture'開いた蝶の画像を表示します。
それ以外
Main.Picture=CloseWings.Picture'閉じた蝶の写真を表示します。
EndIf
PickBmp=NotPickBmp' 値を切り替えます。
EndSub
終了ボタン (終了) プログラム:
PrivateSubCommand1-Click()
アンロードミー
終わり
EndSub
このように、VB の move メソッドやその他のオブジェクト プロパティを使用して、より複雑なアニメーション デザインを実現できます。 ->