ファイル ダイアログ ボックスは、ファイルを選択するためのインターフェイスです。 Javax.swing パッケージの JFileChooser クラスは、ファイル ダイアログ ボックスを作成できます。このクラスのコンストラクターJFileChooser()を使用して、最初は表示されないモーダル ファイル ダイアログ ボックスを作成します。次に、ファイル ダイアログ ボックスは次の 2 つのメソッドを呼び出します。
showSaveDialog(コンポーネントa);showOpenDialog(コンポーネントa);
どちらもダイアログ ボックスを表示できますが、showSaveDialog メソッドはファイルを保存するためのインターフェイスを提供し、showOpenDialog メソッドはファイルを開くためのインターフェイスを提供します。上記の 2 つのメソッドのパラメータ a は、ダイアログ ボックスが表示されるときの位置を指定します。 a が null の場合、コンポーネント a が空でない場合、ファイル ダイアログ ボックスが画面の中央に表示されます。コンポーネント a の前の中央に配置されます。
ユーザーがファイル ダイアログ ボックスの [OK]、[キャンセル]、または [閉じる] アイコンをクリックすると、ファイル ダイアログ ボックスが消え、 ShowSaveDialog()メソッドまたはshowOpenDialog()メソッドは次の定数のいずれかを返します。
JFileChooser.APPROVEOPTIONJFileChooser.CANCEL_OPTION
ファイル ダイアログ ボックスのファイル タイプをユーザーが必要とするタイプ (たとえば、.jpeg などの拡張子を持つファイルやその他の画像タイプ) にしたい場合は、JDK で FileNameExtensionFilter クラスを使用してオブジェクトを事前に作成できます。バージョン 1.6 では、FileNameExtensionFilter クラスは filechooser パッケージの javax.swing にあります。
例えば:
FileNameExtensionFilterfilter=newFileNameExtensionFilter(画像ファイル、jpg、gif);
次に、ファイル ダイアログ ボックスで setFileFilter(FileNameExtensionFilter filter) メソッドを呼び出して、ダイアログ ボックスがデフォルトで開くか表示するファイルの種類を、パラメーターで指定された種類に設定します。次に例を示します。
chooser.setFileFilter(フィルター);