これまでの研究から、デフォルトでは、すべてのクラスが java.lang パッケージ内の Object クラスのサブクラスまたは間接サブクラスであることがわかっています。 Object クラスにはpublic String toString()メソッドがあり、オブジェクトはこのメソッドを呼び出すことでオブジェクトの文字列表現を取得できます。
toString() メソッドを呼び出すオブジェクトによって返される文字列の一般的な形式は次のとおりです。
オブジェクトを作成したクラスの名前@オブジェクトへの参照の文字列表現
もちろん、Object クラスのサブクラスまたは間接サブクラスも toString() メソッドをオーバーライドできます。java.util パッケージのDate クラスは toString メソッドをオーバーライドし、オーバーライドされたメソッドは時刻の文字列表現を返します。
文字列を分析し、その文字列を独立して使用できる単語に分解する場合、java.util パッケージのStringTokenizer クラスを使用できます。このクラスには、一般的に使用される 2 つのコンストラクターがあります。
1) StringTokenizer(String s) は、Java のデフォルトの区切り文字、つまりスペース ()、タブ (t)、改行 (n)、およびキャリッジ リターン (r) を使用して、文字列 s のアナライザーを構築します。
2) StringTokenizer(String s, String delim) は、string s のアナライザーを構築し、delim 内の文字が区切り文字として使用されます。
各 StringTokenizer オブジェクトは文字列アナライザーと呼ばれます。アナライザーはnextToken() メソッドを使用して文字列内の言語記号を 1 つずつ取得できます。文字列アナライザーの count 変数の値は自動的に次のようになります。 1. このカウント変数の初期値は、文字列内のワード数に等しくなります。
StringTokenizer クラスのhasMoreTokens() メソッドは、文字列内に言語記号がある限り、つまり count 変数の値が 0 より大きい限り true を返し、それ以外の場合は false を返します。さらに、アナライザーはcountTokens() メソッドを呼び出して、アナライザー内の count 変数の値を取得することもできます。