ASP講座シリーズ(13) スクリプトをブラウザに転送する
著者:Eve Cole
更新時間:2009-05-30 19:58:58
ASP は主にサーバー側スクリプトの作成と処理に使用されますが、ASP を使用してクライアント ブラウザーによって処理されるクライアント側スクリプトを生成することで、その有用性を拡張できます。サーバーサイドスクリプトは、ブラウザに送信されるスクリプトコマンドを組み合わせて作成できます。
これは、HTML コメントで囲まれたクライアント側のスクリプトと、区切り文字で囲まれたサーバー側のスクリプトを組み合わせることで行われます。
<スクリプト言語="VBScript">
<!--
クライアントスクリプト
<%serverscript%>
クライアントスクリプト
<%serverscript%>
クライアントスクリプト
...
-->
</スクリプト>
スクリプト言語のこの機能を使用すると、魅力的なアプリケーションを作成できます。たとえば、次のスクリプトは、ユーザーの Web ブラウザ上で実行されるクライアント スクリプトのサブルーチンを生成します。
<%
サーバー時間 = 時間
ServerDate = 日付
i = 1 ~ 4 の場合
ランダム化
GreetCondition = int(rnd * 3)
%>
<スクリプト言語="VBScript">
<!--
サブ ServeInfo<%= i %>()
ケースを選択 <%= GreetCondition%>
ケース0
Msg = "こんにちは。時刻は <%= ServerTime %> です。"
ケース1
Msg = "ようこそ! 今日の日付は <%= ServerDate %> です。"
ケース2
Msg = "こんにちは。時刻は <%= ServerTime %>、日付は <%= ServerDate %> です。
エンドセレクト
文書.書き込みメッセージ
エンドサブ
ServeInfo<%= i %>()
//-->
</スクリプト>
<br>
<%
次
%>
上記のスクリプトでは、ASP はサーバー上の日時情報を取得し、数回ループしてユーザーの Web サーバー上で実行されるサブルーチンを生成します。各クライアント サブルーチンは、ランダムに選択された挨拶を提示し、時刻と日付の情報を表示します。
このスクリプトは、たとえば、構成情報を取得して、ActiveX コントロールなどの指定されたクライアント スクリプトまたはコンポーネントに送信するように拡張できます。このスクリプト技術を柔軟に使用すると、Web サーバーの処理とユーザー情報要求の返信を高速化することもできます。