ASP 講義シリーズ (18) アプリケーションの管理
著者:Eve Cole
更新時間:2009-05-30 19:58:39
Windows NT Option Pack は、Web サーバー上で ASP アプリケーション管理サービスを提供します。たとえば、インターネット サービス マネージャーは、アプリケーションのプロパティを設定するための使いやすい管理ツールをアプリケーション開発者に提供します。さらに、Active Server Pages は、ユーザー アプリケーションがグローバル データを保存できるようにするスクリプト機能を提供します。このトピックでは、アプリケーション管理機能の一部を簡単に紹介し、詳細情報へのリンクを提供します。
アプリケーションの開始と終了 Web サーバーは、アプリケーション内の ASP ページに対する要求を初めて受信したときに、アプリケーションを開始します。 Web サーバーがシャットダウンするか、ユーザーがインターネット サービス マネージャーの [アンインストール] ボタンを使用してアプリケーションを停止すると、アプリケーションは終了します。ユーザーは、Web サーバー プロセスとは異なる (分離された) メモリ空間で実行されるアプリケーションに対してのみ [アンインストール] ボタンを使用できます。
アプリケーションを分離する
通常、ASP アプリケーションは Web サーバーと同じメモリ空間または同じプロセスで実行されます。これにより ASP アプリケーションのパフォーマンスは向上しますが、アプリケーションが失敗すると Web サーバー プロセスが危険にさらされます。アプリケーションを Web サーバーとは異なるメモリ空間で実行することで、アプリケーションを分離できます。 ASP アプリケーションに障害が発生しても、他のアプリケーションと Web サーバー自体は保護されます。
アプリケーション状態の使用 アプリケーションを作成するときは、アプリケーションに関する情報をアプリケーションのすべてのユーザーが利用できるようにする必要があります。たとえば、システム管理者が別のようこそ画面を設定したり、すべての ASP ページのタイトル フォントを変更したりして、サイトのアプリケーションをカスタマイズできるようにする変数を作成します。これらの変更は、サイトにアクセスするすべてのユーザーに表示されます。
アプリケーションのすべてのユーザーがアプリケーションのすべてのページからデータを利用できるようにするには、いくつかの方法があります。最も一般的な方法は、変数またはオブジェクト インスタンスを ASP アプリケーション オブジェクトに格納し、それにアプリケーション スコープを与えることです。アプリケーション スコープは、グローバル データ カウンターやグローバル アプリケーション構成情報などのグローバル データだけでなく、レジストリやメタベースに格納されている情報にも役立ちます。変数のスコープを指定する方法を学ぶには、 .オブジェクトにスコープを与える方法を学ぶには、
アプリケーションの起動時またはシャットダウン時に実行されるスクリプトを作成することもできます。